先日のフライヤーを使って「やる気」を育てるを読んでみた!自分にしろ他人にしろ、良い結果に達するためには、「やる気」こそが重要。
どんなに能力が高い人でもやる気がゼロであれば、可能性はないと思う。
やる気「ゼロ」×能力「無限」=ゼロにしかならないと常日頃感じる。
そんな中、フライヤーで『「やる気」を育てる』を読んだ。
やる気を育てるには「教育心理学」を学ぶことと、相手に対する熱意が重要。
目先のことを片付ける「短期的なやる気」を育てるためには、「アメとムチ」を
育てれば良い。結論から言えば、筆者は人間には向いていないとしている。
なぜなら、飴を与えることで、報酬を与えることで、一時的に与えられた側はモチベーションになるが、何度も行うと実績を積み上げたことに対し、増額を望み、「ベテラン料」を要求する。相手が飽きる前に永久に飴を増やし続けることになる。
また、相手が自発的な時に飴を与えると弊害になってしまう。
ムチに対しても、人にはあまり向いていない。相手に心理的なショックしか与えられないからである。ムチを与えられるとうつ病が悪化する懸念があるという。
ムチを使用する場合は、「いかに愛情があるか」という与える側の「愛情」がなければならない。自分の利益だけで、考えても愛情がないので、やる気は育たない。
したがって、「アメとムチ」による「短期的なやる気」では「長期的なやる気」を育てることが重要である。
「長期的なやる気」を育てるための公式は
「期待(自分にできそうか)」×「価値(魅力を感じるか)
である。
「これなら自分でできそう」という期待と、「これは素敵だ!すごい」という価値が感じられるときに人はやる気を感じる。
「期待(これならできそう)の高め方」=目標を立てること。
短期的な目標と長期的な目標をたてること。
自分自身のやる気を高めるためにはこれだけで良いが、部下や子供のやる気を高めるには、熱意を持って管理してあげることが必要。
大きな目標だけだとスローガンになって、実現が不可能な場合やる気を失いかねないため、「こうなりたいよね!」など目標をともに共有し管理することが重要。
そうすることで「できそう」との期待が高まり、「上司についていきたい」「親に相談したい」との信頼が高くなる。
信頼関係が築けなければ、相手の期待は高まらない。
もうひとつ挑戦したいという「価値」を感じるかは
「好奇心」+「貢献感」
「好奇心」とは面白さに気付くことが大事。うまくいかなかったときでもともに原因を考え乗り越えようとすることが大事。頭ごなしに叱ることは相手からすれば、本当に考えてくれているのか問うことになりかねないと思う。
「貢献感」とは、「自分が主人公である」とか「責任感をもたせる」ことである。人は幸せは貢献感で感じられると心理学でいわれるほど大事なもの。
よって、家族会議や、会社の会議に部下や家族に形だけでもいいから参加させることで、意思決定に全員が関係があるという姿勢を見せることで責任感や連帯感を刷り込むことが重要。それを実践できる上司や、リーダーのもとで相手は意欲を持つのだという。
期待と価値を高めるためには、まずは「やる気」を出してほしい相手に対して、熱意を持って考えてあげるかが重要であると感じる。そうでなければ部下や子供はやらされているとしか伝わらない。利己的に考えるだけでは良い結果生まないため、共に考えることが何よりも大事だと思う。